裸のパンジー ヌーディスト村に行った話

裸になるってどんな気持ち? ファッションを仕事にする20代エディターが、服なんて着ない!という村に行ってみた話。

ヌーディスト村日記⑦ナチュリストの人々-2

●授乳もその場ですぐできる!(ママナチュリスト)

f:id:tomokomarugame:20180823015138p:plain

 プール付きのレストランがいくつかあって、その一つでランチをしていた時の話。隣の席に着たのは、共にやや険し目美フェイスの30代の夫婦と、3,4歳の男の子と赤ちゃんの4人家族。夫婦同士はドイツか北欧っぽい言葉でしゃべっていたけど、子供達にはフランス語で話しかけていたので、一家は今フランスに住んでいるのだろうと思った。
さて赤ちゃんはベビーカーに乗せて来られていたけれど、食事の時はママが抱っこ。お兄ちゃんがプールに入りたがるので、パパとお兄ちゃんはプールへ。赤ちゃんをあやしながら食事を進めるママ(薄い金髪に険し目顔の美人)。すると、赤ちゃんがぐずり始めた・・・!

すると、彼女は赤ちゃんを腕に抱き上げてそのままストレートにおっぱいをくわえさせた。

普段、街中だったら、哺乳瓶を与えるなり授乳室を探すなりするだろうシーン。だだここではおっぱいと赤ん坊を隔てるものは文字通り何もない。ためらいも何もなく、ぐずり始めて数秒で授乳が開始される様を見て、感動してしまった。

私は「裸」が原始的だとは思っていないけれど、この光景はある意味で本当にプリミティブで、人間の根源的な、それでいて現代では目にすることのなくなったものなのかもしれないと思った。

おっぱいをごくごくさせたら、右胸から左胸にチェンジさせるのも実に簡単。

もしかして、ナチュリスト村はママに優しい?!

 

●日焼けのあとを塗りつぶしたい女子

f:id:tomokomarugame:20180823015944p:plain

非ナチュリストが認めるナチュリストの利点は、綺麗に日焼けできることだったりする。
そしてもちろん全てのナチュリストが「私は裸じゃないとプールも海も行かない!」と誓いを立てているはずもなく、よそで夏を堪能してからヴィラージュ・ナチュリストに来ている人もいる。浜辺では時たま、水着のあとがこれでもかというほどくっきり残った人を見た。彼女たちは太陽を重ね塗りするように、真っ白な水着部分を空にかざしていた。