裸のパンジー ヌーディスト村に行った話

裸になるってどんな気持ち? ファッションを仕事にする20代エディターが、服なんて着ない!という村に行ってみた話。

2018-01-01から1年間の記事一覧

ヌーディスト村日記⑦ナチュリストの人々-2

●授乳もその場ですぐできる!(ママナチュリスト) プール付きのレストランがいくつかあって、その一つでランチをしていた時の話。隣の席に着たのは、共にやや険し目美フェイスの30代の夫婦と、3,4歳の男の子と赤ちゃんの4人家族。夫婦同士はドイツか北欧っ…

ヌーディスト村日記⑥ここは“自由“なビーチ

ヌードの人はセックス好きか ヌーディストキャンプかビーチに行こうと考える私に、同居人のクロエが言った言葉。「フリーセックスみたいな、オープンなカルチャーがあると思うから気をつけて」。 「ヌーディスト」という言葉から、エロや奔放な性行動を想像…

ヌーディスト村日記③裸と私と羞恥心

みんなで脱げば怖くない? 前回はちょっと観念的な話をしたので、よりつぶさな報告をしようと思う。 私がヌーディスト村に来ようと思ったのは、服を着ないという、人間社会の普段の取り決めから大きく外れた状態が、どのように集団的になされているのかとい…

ヌーディスト村日記⑤ナチュリストの人々-1

ヴィラージュ・ナチュリストで出会った・見た人たちの話をしよう。 ●木陰でギターを弾くおじさん(裸の吟遊詩人?) 散歩をしていたら、ギターの音色が聞こえた。芝生の真ん中、ヤシの木の木陰ですっぽんぽんのおじさん(おじいさん)がギターを抱えていた。…

ヌーディスト村日記④裸のおしゃれ

裸のままではない裸 ヴィラージュ・ナチュリストに来て意外だったことのベストワン。「みんな意外と服着てるじゃん!」。そこには来たばっかりでこれから脱ぐのという人ももちろんいるのだけど、「すっぽんぽん+α」の人が予想以上に多かった。 まず、ビーチ…

ヌーディスト村日記③裸と私と羞恥心

みんなで脱げば怖くない? 前回はちょっと観念的な話をしたので、よりつぶさな報告をしようと思う。 そもそもの私がヌーディスト村に来ようと思ったのは、服を着ないという、人間社会の普段の取り決めから大きく外れた状態が、どのように集団的になされてい…

ヌーディスト村日記②裸という制服

ここは「村」なのか? 「ヴィラージュ・ナチュリスト」を直訳すると、「ナチュリスト村」となる。この広大なエリアには、確かにいくつものマンション(もしくは団地)的建物があるし、郵便局もスーパーもレストランも、クラブ(踊るほほう)もある。私もなん…

ヌーディスト村日記①どきどきファーストステップ

ヌーディストが集う街 やってきたのは南仏。キャプ・アグド(Cap d'Agde)という街には、世界でも指折りのヌーディストビーチがある。そしてビーチを含む広いエリアは、ホテルやレジデンス、スーパーマーケットやレストランなどを揃え、まるでディズニーラン…

ヌーディスト村日記⓪裸になろうと決めたわけ

昔、就活の面接の直前に、私の緊張をほぐすためにアメリカ人の友人がこんなジョークを教えてくれた。曰く、「ヌーディストビーチで盲目の男性を見つける方法は?」「答えは、勃起していない人を探せばいい」。ーなんともくだらない話なのだけど、今回ここキ…